一新塾の講義(前・我孫子市長ー福嶋浩彦氏)

今回の一新塾の講義は、市民が主役の地域づくり、国づくりへの道を最前線で切り拓かれている前・我孫子市長(12年間)福嶋氏の講義でした。

色々ためになるお話がありましたが、私が一番興味を持ったのは、以下のことでした。

福嶋氏は、我孫子市の利権を一旦全て取り払うため、すべての団体に対する寄付を中止し、洗い直し、さらに3年毎にはじめから申請しなおしてもらう枠組みを作ったそうです。

予算関係は、大変苦労する部分との認識だったので、大変興味深かったので、質問の機会を得てご本人から回答を得ることができました。
その成功のポイントは、相当苦労されたかと思いきや、意外にそこまで大変じゃなかったというのです。

ポイントは・・・
市民も議会も、無駄遣いが嫌だったので、みんなによびかけたら、みんなが賛成してくれたそうです。

誰もが「大切なこと」と「改善しなきゃいけないこと」は頭でわかっていて、まさか自分が改善される側とは思っていない、とのことでした。

人はとどまることなく、進化し、変化します。
文化についても、人に付随する性格上、時代によって進化し、変化せざるをえないのかとふと思いました。

先日歌舞伎を見に行きましたが、伝統ある歌舞伎も、江戸時代と同じものではなく、その時代時代を表すべく、変化しつづけています。

地域の文化の継続を応援する者として、そんなことをふと考えました。