千と千尋の神隠し

スタジオジブリ宮崎駿監督が昨日(2013年9月6日)引退宣言をされました。

小さい頃は、監督の名前を知らずに、ハイジとか、未来少年コナンとか、カリオストロの城なんて、まだビデオテープの時代でしたが、擦り切れるほど何回も見てました。

どの作品も大好きですが、一番好きなのは「千と千尋の神隠し」です。

日本には八百万の神がいらっしゃって、湯屋に癒しに来るわけですが、

河の神様が沢山のゴミのせいでくされ神とまちがわれるというシーンがあります。

主人公の千がお風呂で汚れを落してあげるんですが、最後に大きなとげのようにささった自転車を抜いてあげるとたちまち元気になって帰っていきます。

川が神様だということ、そして、ごみでさえ「神様」といってしまうこの価値観は日本人くらいにしか理解できないものかもしれませんが、

「全てのものに神が宿る」、こんな価値観をもっている日本に生まれて誇らしく感じたし、湯屋のある街や湯屋そのもの素敵で、わくわくして心躍りました。



宮崎監督の引退は私の中ではまだ整理しきれていませんが、

今回の「風立ちぬ」の「生きろ」と言う最後のメッセージ、
現実の世界で、自分の夢を描き、その夢に向かって今の自分にできることを精一杯やって「生きていく」こと。このことを大事に受け止めたいと思います。

会見で、監督は、あとの10年は別のことをやる、とおっしゃっていましたが、

やってみたいことをする、自分の人生のさらなる可能性に向かって、映画のメッセージどおり、精一杯「生きていこう」とする宮崎監督を応援し、そして見習いたいなぁ、と思いました。


もっと語りたい事はありますが、このへんで。。


YOI